
多くの人が「FX=危険、ハイリスク・ハイリターン」と考えています。しかし、2023年にFXで不動産投資を上回る利益を上げた私のようなトレーダーからすると、FXが危険なのではなく、トレーダーの準備不足が問題だと感じます。
この記事では、FXで利益を出したい、または損失を抑えたいと考えている方に向けて、FXのリスクと対策について解説します。
FXのスピード感とレバレッジは魅力的だがリスクも高い
FXは、わずかな価格変動でも大きな利益を得られる可能性があり、そのスピード感とレバレッジは株式投資など他の投資にはない魅力です。しかし、同時に損失も大きくなりやすいというリスクも抱えています。
この「ハイリスク・ハイリターン」という点は、FXの特徴として理解しておく必要があります。
FXのリスクを軽減する「損切り設定」
FXには、価格が一定の値に達したら自動的に取引を終了する「損切り設定」という機能があります。これは、損失を最小限に抑えるための重要なツールであり、FX経験者であれば誰もが知っているはずです。
損切り設定をしているトレーダーは少ない?
しかし、多くのトレーダーがチャート分析に時間をかける一方で、損切り設定には無頓着なようです。「どこでブレイクするか」「今が底値か」「相場が上がるか下がるか」といった議論はSNSでも盛んですが、「どこに損切りを設定するのが妥当か」「念のためここに損切りを設定した」といった情報はあまり見かけません。
実際に、損切り設定をしているトレーダーは少数派なのではないでしょうか。
(損切り設定をするだけで、大きな損失を防げるにもかかわらず!)
損切り設定を怠った結果、1週間で100万円の損失
私も以前、損切り設定を怠ったために大きな損失を出してしまいました。

Buy4.00で2ロット保有していたポジションで、損切り設定をしていなかったことが悪夢の始まりでした。
普段からトレード心理学を学び、実践していましたが、それでも大きなショックを受けました。
(FXをする上で、トレード心理学は必須です。知らないと、大きな損失を出した際に精神的に立ち直れなくなる可能性があります。)
大きな損失を避けるために、損切り設定は必ず行うようにしてください。「損切り設定をするかどうか」という選択肢はありません。
損切り設定は簡単だが、極めるのは難しい
損切りラインを超えてしまったり、損切りラインが遠すぎて損失が大きくなってしまったりすることはよくあります。
(早朝にスプレッドが広がり、意図せず損切りが発動してしまったこともありました。結局、その後の利益を逃してしまい、悔しい思いをしました。)
最適な損切りラインを設定するのは非常に難しいですが、損切り設定自体はワンクリックで完了します。
損切り設定はFXに限った話ではない
損切りは、FXだけでなく株式投資や仮想通貨取引など、あらゆるトレーディングにおいて重要なリスク管理手法です。
FXはそのスピード感から特に損切りが重要視されがちですが、他のトレーディングでも同様に重要であることを忘れてはいけません。
トレーディングの基本として、損切り設定は必ず行うようにしましょう。
FXは危険だと思われがちですが、適切な対策を講じることでリスクをコントロールできます。