株式投資 vs 不動産投資:2017年からの実績比較​でどちらが有利か?

投資を考えるとき、「株式投資」と「不動産投資」、どちらが良いのか迷われる方も多いのではないでしょうか?

一般的には、「株は長期的なリターンを狙うもの」、「不動産は安定したキャッシュフローを生むもの」と言われています。特に資金が限られている場合、不動産投資でキャッシュフローを増やすのが良いとされることが多いです。

でも、本当にそうでしょうか?今回は、私自身の経験をもとに、このテーマについて考えてみたいと思います。​そして2017年に新築アパートを買ったのは失敗だったという事例を紹介します。

2017年から不動産投資をした場合とバークシャー株を買った場合の比較

不動産投資の実績

2017年、私は新築のアパートを購入しました。

初期費用として約400万円を投じましたが、その後、毎年約70万円の利益を得ています。
400万円の初期投資で毎年70万円から投資額に対する実質利回りで17.5%。悪くないですね。

7年たち、初期投資の400万円は回収しました。さらに、ローンの残高も着実に減少しています。このように、不動産投資は安定した収益をもたらしてくれています。​

バークシャー・ハサウェイ株のシミュレーション

では、同じ時期にバークシャー・ハサウェイの株を購入していたらどうなっていたでしょうか?

2017年当時、バークシャー・ハサウェイのB株は約170ドルでした。
400万円(当時の為替レートを1ドル=110円と仮定)で約214株購入できた計算になります。

2025年4月現在、B株の価格は約492.64ドルです。つまり、214株の評価額は約105,423ドル(約1,160万円)となり、約2.9倍の価値になっています。​

キャッシュフローと含み益の考え方

投資を考える際、手元に入るキャッシュフローは非常に魅力的です。しかし、含み益、つまり資産価値の増加も無視できません。

世間では「含み益は幻」と言われることもありますが、バークシャー・ハサウェイのような安定した企業の株価が一瞬でゼロになる可能性は低いでしょう。​

目先の利益に騙されない

この結果を見る限り、私が2017年に不動産投資をしたのは失敗だったということになります。

もちろんバークシャー株の株価は下がることもあるでしょう。でも、長い目で見た時不動産投資で得られる利益とバークシャーの含み益は広がっていくと思いませんか?

ぜひこのような多角的な視点で投資先を検討してみてください。

※不動産投資家の中には「バークシャーのような世界的大企業と比較するのはずるい」と反論される方がいますが間違っています。バークシャーは別格と思うならバークシャの株を買えばいいのです。日本でもSBI証券などで買えます。NISA枠でも買えます。「バークシャーは特別」と考えるのではなく「バークシャー特別だから買おう」と考えるべきなのです。