
〜バフェット流「フロート戦略」から学ぶ資金源の作り方〜
長期投資を目指す人は、安いときに株を買って、ずっと持ち続ける戦略をとることが多いです。
一方で、不動産投資やFXのような“リスクが高そう”な投資には手を出さない傾向もあります。
実際、私自身も以前はFXが嫌いでした。
ところが、ある時バフェットの話を聞いて「これは考えを変えなければいけない」と思うようになったのです。
バークシャー・ハサウェイは“毎月フロート”がある
バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、保険会社GAICO(ガイコ)を傘下に持っています。
保険会社は毎月保険料(=掛け金)を顧客から受け取ります。このお金のことを「フロート」と呼びます。
このフロート、実はバークシャーの強力な資金源なのです。
余談ですが、フロートは「将来の保険金支払いに備えた預かり金」なので、売上ではなく課税対象外。
投資の天才バフェットが、非課税で毎月潤沢な資金を得られるなんて…もはや無敵です。
あなたには「フロート」がありますか?
長期投資家の多くは、給与所得を原資に投資をしていると思います。
もちろん、毎月節約して投資資金を確保するのは素晴らしいことです。バフェットも若い頃そうしていました。
でも、給与には限界があります。
特に、結婚して子供ができれば出費も増え、投資に回せるお金(=フロート)はむしろ減っていくのではないでしょうか?
自分なりの“フロート源”を持つべき理由
私はバフェットのGAICOの話を聞いて、確信しました。
長期投資家こそ、安定して得られるフロート源を確保するべきだと。
そして私が選んだのが、不動産投資とFXでした。
確かにこれらはリスクもあります。しかし、
・きちんと勉強し、
・仕組みを作り、
・無理のない範囲で運用すれば、
これらは立派な「あなた専用のGAICO」になります。
給与以外の安定収入があることで、
感情に流されず、理性的に長期投資ができるようにもなるのです。
まとめ
バフェットは保険業というフロートマシンを手に入れ、世界最強の長期投資家になりました。
私たち個人投資家がそれに倣うとすれば、不動産やFXなどを通じて“自分だけのフロート”を作るのが一つの答えかもしれません。
「長期投資」と「収益構造」を切り離さず、複数の資金源を持つこと。
これが、これからの時代に長期投資を続けていくためのカギになるのではないでしょうか。