キャッシュフローゲームではできるのに現実で株を売れない理由|バフェット流とのギャップ

キャッシュフローゲームではうまくいくのに、現実ではなぜ株が売れない?

僕はよく「キャッシュフローゲーム」を遊んでいます。あのゲームって、株が安いときに買って、高くなったら迷わず売る。このシンプルな行動だけで現金が増えて、不動産を買えて、フリーキャッシュフローが増えて……と、とても合理的。ゲームの中では迷いなんてないんです。でも、ふと気づいたんですよね。「現実の株取引で、自分はこの通りに動けていない」って。高値圏にあっても売れない。売ることすら考えていない(笑)そして株価が下がる。

私の中にあるバフェット信仰とその矛盾

僕の根底には、「ウォーレン・バフェットの哲学」があります。「素晴らしい企業を見つけたら、一生持ち続けろ」っていうあの名言。でも最近よく思うんです。「あれ、バフェットってめっちゃ株売ってない?」って。実際にGAICOも、ウェルズ・ファーゴも、IBMも……時期を見てしっかり利益確定してる。じゃあ僕がやってるのは“バフェットの一部を都合よく信じてるだけ”なのかもしれないな、って思ったんです。これじゃバフェットに近づくこともできないしいつまで経ってもラットレースを抜けられない。

ありそうでなかった“売る判断基準”

「売る基準」って、実はめちゃくちゃ大事。キャッシュフローゲームなら「価格」で即決できます。でも現実は違う。「まだ上がるかも」「下がっても戻るかも」って感情が入る。

私は本当なら企業分析力を高めて「PERが・・・」とか「ROICが、、、」とか分析したい。でも今の自分にはそこまでの会計能力がない。はー、、、もっと証券分析を読まなきゃ。

失敗してもいいから「利益がある時に売る」を習慣化させよう

僕は今、ゲームのように動けない自分を責めるのをやめました。大事なのは「ゲームと現実の違いを受け入れること」だと思ったからです。現実では情報も不完全だし、時間軸も長い。感情も入る。その中で、自分のスタイルに合った“売るルール”を持つことが現実的。バフェットのように「価値」に注目して、「この企業はもうピークかもしれない」と思えたときに動ける準備をしておく。それが、現実でも“合理的に動ける投資家”になる第一歩かなと今は思っています。

手にしている一羽の鳥はの中の二羽に勝る

ウォーレン・バフェット