「みんなが注目する投資」に勝機はない

多くの人が投資するタイミングとは、話題になっていて、価格がどんどん上昇しているときです。
しかし、それでは大きなリターンは得られません。むしろ逆で、「誰も注目していないタイミングで投資する」ことこそが、投資の本質です。

なぜ“流行っていない”投資先が有利なのか?

流行っていない投資先には以下のような特徴があります。

  • 株価が下落トレンドにある
  • 出来高(流動性)が少ない
  • 市場の注目が薄い

このような環境では、投資対象を“割安”で買うことができます。
これは投資における最重要KPI、「安く買う」を満たしているということです。

安く買えば、投資効率が劇的に上がる

  • 損益分岐点が下がる
  • 手数料率が下がる(購入単価に対する比率が低下)
  • 保有数が増える=レバレッジがかかる

たとえば私自身、オーストラリアのある銘柄を100万株以上保有しています。
このような状態では、株価が「1円」上がるだけで「100万円」の含み益になります。
配当が「1円」増えれば、「100万円」の配当収入が増えます。

これこそ、真の意味でのレバレッジです。

流行っていない投資の「唯一の欠点」

唯一の難点は「待ち時間が長い」こと。
誰も注目していないため、価格がすぐに上昇することはありません。
むしろ、さらに下がることもしばしばです。

でも、これは本当は「バーゲンセール」です。
多くの人がそのチャンスに気づかず、「価値があるのに安いもの」を手放してしまいます。

価値と価格の違いを見抜けるか?

「価格が上がらないものを持ち続けるのは苦しい」
「下がると感情的になる」

これらはすべて、「価値と価格の違い」を理解していない投資家の特徴です。

ウォーレン・バフェットがリーマンショック時に語った言葉があります。

「今が底値かはわからない。ただし安いことはわかる」

ウォーレン・バフェット

この言葉に尽きます。安く買って、忘れる。
価格を毎日チェックするような投資では、メンタルが持ちません。

私も投資を始めたばかりの頃は、5分おきに株価を見ていました。
しかし、今では買ったら「忘れる」スタイルです。